香り、匂いの記憶・亡くなった友を思い出し偲ぶ
2022年10月01日
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雨上がりの午後、買い物に出かけた帰りに通りがかったパン屋さん。
いつもなら素通りするのに、なぜかその日は店内に吸い寄せられていきました。
その理由がわかったのは帰宅して数時間経ってからでした。
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いつも通る道で、いつも同じ香りがしているはずなのに、なぜその日に限って足が止まったのか。
その香りの中に浮かんできたのは、数年前に亡くなった友人の顔。
偶然にも命日にごく近い日のことでした。
このパン屋さんがオープンしてすぐに、彼女がパンを買ってきてくれたことがありました。
「お裾分け!」と。
霊的なものを信じるタイプではありませんが、このときばかりは彼女が「たまには私のことを思い出してよ」と言っているかのように感じました。
焼きたてのパンを通して、というのがパン好きだった彼女らしいとも思いました。
立ち寄って買ってきたのが写真のあんパンです。
友を懐かしく思い出し、偲びながらいただきました。
私は時々あります。
母や祖父が削っていたかつお節の匂い。
その匂いから祖父が作ってくれたタマゴうどんの汁の味まで思い出します。
以前住んでいた家では、キッチンの窓から漂ってくる緑の香りで、妊娠初期の記憶が蘇ってきます。
これは緑の香りが濃い特定の季節だけでしたが。
人とすれ違ったときの懐かしいコロンの香り。
夫が若いころにつけていた香りがしたときには、当時の待ち合わせの場所を思い出すこともありました。
日本医師会のニュースポータルサイトに、「においと記憶」という記事がありました。
興味のある方は、ご覧になってください。
⇒https://www.med.or.jp/nichiionline/article/008191.html#:~:text=%E7%89%B9%E5%AE%9A%E3%81%AE%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%84%E3%81%8C%E3%80%81%E3%81%9D%E3%82%8C%E3%81%AB,%E3%81%84%E3%82%8B%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%A7%E3%81%82%E3%82%8B%E3%80%82
「また会えるだろう」
単純にそう考えていましたから。
知らせを聞いたとき、「いつでも会えるから」と思っていた自分を悔いました。
コロナ禍前でしたから、会おうと思えばいつでも会えたのに。
体調が悪いことは聞いていましたが、それほど深刻なものとは思っていなかったのです。

パン屋さんに吸い寄せられるように入っていったあの日以来、そこを通るたびに彼女の笑顔が浮かんできます。
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雨上がりの午後、買い物に出かけた帰りに通りがかったパン屋さん。
いつもなら素通りするのに、なぜかその日は店内に吸い寄せられていきました。
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亡くなった友の思い出すふんわりとした香り

いつも通る道で、いつも同じ香りがしているはずなのに、なぜその日に限って足が止まったのか。
その香りの中に浮かんできたのは、数年前に亡くなった友人の顔。
偶然にも命日にごく近い日のことでした。
このパン屋さんがオープンしてすぐに、彼女がパンを買ってきてくれたことがありました。
「お裾分け!」と。
霊的なものを信じるタイプではありませんが、このときばかりは彼女が「たまには私のことを思い出してよ」と言っているかのように感じました。
焼きたてのパンを通して、というのがパン好きだった彼女らしいとも思いました。
立ち寄って買ってきたのが写真のあんパンです。
友を懐かしく思い出し、偲びながらいただきました。
香り、匂いの記憶
香り、匂いで記憶が蘇ってくることってありませんか。私は時々あります。
母や祖父が削っていたかつお節の匂い。
その匂いから祖父が作ってくれたタマゴうどんの汁の味まで思い出します。
以前住んでいた家では、キッチンの窓から漂ってくる緑の香りで、妊娠初期の記憶が蘇ってきます。
これは緑の香りが濃い特定の季節だけでしたが。
人とすれ違ったときの懐かしいコロンの香り。
夫が若いころにつけていた香りがしたときには、当時の待ち合わせの場所を思い出すこともありました。
プルースト効果
ある特定の匂いや香りが記憶と結びつくことは、「プルースト効果」と呼ばれているそうです。日本医師会のニュースポータルサイトに、「においと記憶」という記事がありました。
興味のある方は、ご覧になってください。
⇒https://www.med.or.jp/nichiionline/article/008191.html#:~:text=%E7%89%B9%E5%AE%9A%E3%81%AE%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%84%E3%81%8C%E3%80%81%E3%81%9D%E3%82%8C%E3%81%AB,%E3%81%84%E3%82%8B%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%A7%E3%81%82%E3%82%8B%E3%80%82
おわりに
同年代の友人でしたからまだ若く、まさか急に亡くなるとは思ってもいませんでした。「また会えるだろう」
単純にそう考えていましたから。
知らせを聞いたとき、「いつでも会えるから」と思っていた自分を悔いました。
コロナ禍前でしたから、会おうと思えばいつでも会えたのに。
体調が悪いことは聞いていましたが、それほど深刻なものとは思っていなかったのです。

パン屋さんに吸い寄せられるように入っていったあの日以来、そこを通るたびに彼女の笑顔が浮かんできます。
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